どこへ向かっているのでしょう。
過度なマーチャンダイズ。前年比で見る成長率。恐ろしく早い流れに素晴らしいデザイナーが交代しては交代して常にブラッシュアップし、前年比を超える事。
「一歩一歩」「地に足を付ける」をモットーとしておりますが、どうも最近の過度なアンバサダー採用が気になって仕方がない。
韓国の某アイドルグループは最年長で18歳。最年少で14歳。4人グループですが、全てのメンバーがアンバサダーに就任している。
アンバサダーってブランドのアイコンとなるわけですが、実際18歳も14歳もハイブランドを買えるわけないじゃないですか。。。。
日本ではそれらを買うために「パパ活」なるものをやって手に入れて、SNSにアップして自己肯定感を満たしているという現実もあります。
違うと思うんですね。
夜のお仕事の方が買うのは理解出来るんです。彼女、彼らはプロです。しかし、16歳17歳の子がアンバサダーを見て「ほっ、欲しい。。。」ってなったら、それは い け な い だろって。
物作りってそんなに売らなきゃいけないのかなって不思議に思ってしまいます。
我々も確かに「売りたい」。しかし、方法と着地点は変わらない。
方法とは一歩一歩、ここでお伝えして理解して頂く。
着地点とは、100人中60人が理解してくれなくて良い。ただ、5%の方に届けば我々のショップは「成功した」と言えます。
結果の言い訳に聞こえてしまうかもしれませんが、「売れないお店」を作りたいなと思うのです。ここの着地点は「売れないお店」を赤字ではなく、少しの黒字で運営していけること。詳細はまだ伏せておきますね
展望はあるが野心がないと言いますか。
最近はそんなことを沸々と考えております。
皆さんは何に感動して、何に腹を立てて、何とあなたをコネクトしていますか?
昨日ライブを見ました。そこにはマーチャンダイズよりも何よりも「自分たちの好き」が詰まっていました。その好きを全力で観客に見せつけるかのような素敵なライブです。
映画「荒野へ」は資本主義にうんざりしたティーンエイジャーが成人になる前にアラスカで自分を見つめ直すと言う映画です。
映画の最後では"happiness is only real when shared "と言う言葉で締め括られます。それを体感出来たことはとても嬉しい事です。同時に商品が届いた時にそうであって欲しいと思いました。
無かったはずのコロナはまだ続き
無かったはずの戦争や内紛もまだ続き
いつかは「富士山も昔は雪景色か綺麗だった」と言う日が来るかもしれない。
平和とは壮大でよくわからないものだけど、今自分が出来ることを少しづつ増やしていけたらと思います。
お正月に姉が息子に言いました「この世に好きだけで出来る仕事はない」と。僕はいつか姉の息子に「好きだけで出来る仕事、天職はそこらじゅうにある」と教えてやるつもりです。
ラグジュアリーとは物ではなくて、気持ちの余裕なのではないでしょうか。
色々なコンテンツがごちゃ混ぜになってしまったblogですが、お付き合い頂き有難う御座いました。
BGM ; Pass by -B.Fleischmann-