オールドアメリカンに夢を託すように、過去に思いを馳せる場面は人生の中で、輝ける明日を想像するよりも多いのではないでしょうか?
小学校の頃、今よりも冬に雪が降っていた。
中学生の頃、モテていた。
高校生の記憶はほとんどファッション。
そして、夢中だったあの頃を懐かしむ。
最近昔の雑誌を読み返してみたりする。あの時にグッと心に温かい闘志が宿ったのを今でも覚えている。
トレンドであるY2Kだった頃、僕は中学生だった。自分が生きてた時代のリバイバルってなんだか妙な気分で、あまり好きでない。
車のデザインなんか、特に分かりやすい。死後に評価される芸術家のように、当時売れなかったのに、時代とともにデザインが変わり、残されたデザインが真新しくなる。デザインとはよに無いものが優れているとは一説にありますが、時代が逆行するってまさにこう言う事なのかな?
今この時も五年後の自分には「懐かしい日々」として、財産になるのだと思っていても、今この時を生きる“carpe dime”を実践することは難しい。
好きな邦楽でJamと言う曲があります。
影も形もない僕は
素敵な物が欲しいけど あんまり売っていないから
好きな歌を歌う
という歌詞がともて好きです。
僕らは素敵なものがあまりないと根本的に思っているからお店をするし、デザインが誰かの人生を気持ちよく狂わしてくれるとワクワクしています。
右を見ても、左を見ても同じものに溢れている大手ショップに喧嘩を吹っかけているわけです。
私達はプロダクトを通して誰かの「哲学」と対話したいのです。
信じる事、続ける事、対話する事。それが僕らにとってのcarpe dime だと思います。
今我々が扱っているプロダクトでもいつかは廃盤となり、そのかわりない美しさへ思いを馳せる時も必ずきます。
今すぐ買っておいた方がいい!とか言いませんが、気が向いたらshopを覗いて、さらに時間があれば過去のblogも見返して頂けたら嬉しいですね。
BGM ; JAM -THE YELLOW MONKEYS-
