男はなんて今の時代言うとあれやこれやすぐ返ってきますが、男であること、女であることはとても素晴らしいことです。もちろんXであることも。
男とはなんでしょうか?共有の概念は今やないと思いますので、それぞれの男をとびっきりに求め続け、死ぬまで演じ切ることでしか本質は知り得ないのかもしれませんね。
男も泣くし、ケーキっだて食べるさ。
女もボクシングするし、スケートだってします。
なんだか冒頭からカンパーイな雰囲気ですが、本日はこちら。
前回のblog のショートコートの原型。コートです。
生地、肩や身幅、袖丈のサイズ感はショートもコートも共通です。イギリスの空港会社の整備士、外の誘導の方へ支給されていたと思われるビンテージのゴム引きコートからインスパイヤされており、サイズポケットや脇下の空気穴のリベットなどを忠実に再現し、矛盾があるパターンのみ修正しています。
コートってフロントよりもうしろがカッコいいかが重要だと思っております。
普通、背中心(ボディーの真ん中のライン)で剥ぎ目を作り、ウェストを若干シェイプさせたり、生地の取り効率をアップさせていきます。何よりもコートは膝回りがキツくなってしまうのでスリット(空き)を作る目的としても背中心の剥ぎは必要になってきます。
写真を見てわかるようにこのコートには背中心の剥ぎがないのにスリットがある。という大変無茶な縫製をしています。
しかし、そのお陰で背中で存分に語れて、尚且つ動きやすいという2羽同時にgetしてしまっています。これってほんと贅沢なんです。
ハイネックを合わせたこちらのスタイリングはビジネスシーンでも使えるお堅い雰囲気。メガネも相まって知的さが滲み出ますね。パンツはナイロンでスポーツ感とフューチャー感がいい塩梅で共存し、足元はガーバンディー色の革靴。
モデル体型;173cm 中型
メンズサイズ展開ワンサイズということでもう1スタイリング
パンツもタータンチェックで英国スタイリング全開。足元は少し外して爪先がスクエアのローファー。この季節手袋なし自転車は指凍死のおそれありなのでレザーグローブはマスト。ニット帽しは”Obama 44th president”と気合が入っているシュプリームの帽子。この帽子トランプ政権の時に作られたんですよ。そういったブラントアンデンティーは大いに支持しますシュプリームさん。
自転車も英国産アレックスモールトン AM14 1987年のビンテージ。こちらは自分の誕生年ということで購入を決断。昔自動車を買う時に「一生物だ!」って頑張って購入しましたが、ビンテージって維持費がかかってなかなか現実的ではないので結局手放してしまいました。こちらは自転車なので維持費は数年に一回出すオーバーホールくらいで済むので、本当の意味でサスティナビリティだし、一生物になり得るのではないでしょうか。
風が強い日は是非襟をバシッと立てて着てください。裏地を大胆に見せて楽しめます。襟がとんでもなく大きいところもこのコートの好きなところです。1980年代のジャケットなんかも大きなラペルでかっこいいですね。今のグッチがインスパイアしている年代です。
上物の腰ポケットにはあまりものを入れないのが良いのですが、こちらのコートはボディーにポケット縫い付けられており、サイズが大きくのでガサガサものを入れて膨らましてもカッコ良いです。
VKW01-M002 (Men)
BGM ; Ottolenghi -Loyle carner & Jordan Rakei-